【住宅ローン事前審査】ベストなタイミングは物件未定時と断言できる1つの理由

「住宅ローンの事前審査を受けてみませんか?」

 

土地を探している時に、工務店の営業さんから住宅ローン事前審査を持ちかけられました。

 

しかし、経験のない私は、「物件が未定なのにローンの審査?」と、正直よくわかりませんでした。

 

  • そもそも住宅ローンの事前審査ってなに?
  • 物件未定でも住宅ローン事前審査できるの?
  • 事前審査のベストタイミングはいつ?
  • 住宅ローン事前審査って、審査したら後戻りできないんじゃ・・・

 

と、色々と疑問は湧きましたが、結果から言うと、物件未定の段階で、住宅ローン事前審査して心から良かったと思っています。

 

その理由を、実体験を交えて解説します。

 

住宅ローン事前審査とは?

住宅ローンの事前審査は、本審査の前に、必ず受けなければならない簡易的な審査です。

 

事前審査を受けたあとは、犯罪など、個人信用情報によほどの変更がない限り、本審査でもOKがでます。

 

「この人は、これだけの融資が受けられるんですよ!」

 

と、銀行からお墨付きをもらえると言えばわかりやすいかと。

 

一般的に審査期間は3日くらいで、費用は無料。

事前審査を受けたからといって、必ずローンを組む必要もないです。

 

住宅ローン事前審査のベストタイミングは物件未定時と断言する1つの理由

物件が未定のときでも、住宅ローン事前審査はできます。

 

実際、私も物件が決まっていない状態で、事前審査をしました。

 

当時は、事前審査のタイミングなんていつでもいいやろ〜と、のんきに考えていたのですが、今となっては、物件未定時にやっていて非常に得をしたと思っています。

 

その理由は、1つ。

 

事前審査が通っていれば、本命の物件が出た時に、買い付け交渉で有利になるためです。

 

以下では、実例として私の経験をお話ししますね。

住宅ローン事前審査を物件未定時にやっていて良かったと思う私の体験談

私たちは、注文住宅を立てるべく、土地と工務店を同時に検討しておりました。

 

いくつか検討した結果、家の雰囲気や、営業さんの人柄で、さつまホームという工務店に決めましたが、肝心の土地がなかなか決まらず。

 

営業のOさんの提案で、ローンの事前審査だけでも受けておきませんか?ということで、事前審査を受けました。

 

当時は、建物の概算見積もり、土地は当時の第一希望にて、審査してもらい、無事通過しました。

 

あるとき、営業のOさんが、送ってくれた土地情報の中に、これは!と思う土地が。

 

その土地は、私たちの希望にかなり近く、喉から手が出るほど欲しい物件。

 

しかしながら、価格が2980万円と高く手が出せませんでした。

 

しかし、しばらくウォッチしていると、その土地が2650万円に値下がりしたので、速攻で予約しました。

 

偶然にも1番手に予約ができたのですが、翌日には別のライバルの方も予約されました。

 

しかも、ライバルは、もう少し値段を上げてもいいから、その土地がほしいと交渉していたようです。

 

もし、自分たちが物件を売る立場なら、高く売れる方に売りますよね?

 

私たちは、それ以上のお金は払えなかったので、希望は薄いだろうな〜と思いながら、なんとか今の材料で、交渉してもらいました。

 

交渉は、Oさんがやってくれていたのですが、1週間くらいしたら電話が。

 

Oさん「すみさん!買い付け希望が通りましたよ!」

 

わたしたち「え?!マジですか?!やったー!!!」

 

Oさん「私もさっき電話を受けて、事務所にいるんですが、よっしゃーと大声で叫んでしまいましたw」

 

このように、わたしたちは、出せるお金は少ないながらも、良質でリーズナブルな土地を1番手で入手することに成功したのです。

 

わたし「でも、よくうちが勝ちましたね。どんな魔法を使ったのですか」

 

Oさん「すみさんご夫婦の人がらを認めてくださったこと、それと、住宅ローンの事前審査が通っていたことが、ポイントでした。」

 

売主も人です。

 

自分たちが住んでいた土地には愛着もあるし、次に住む人が、近所の人と仲良くやって欲しいという思いがあったとのことでした。

 

それと、最大のポイントは、私たちが住宅ローンの事前審査に通っていたこと。

 

売主は、すぐに物件を売りたいという方も多く、そんな方がチェックされるポイントが、住宅ローンの事前審査に通っていることなのです。

 

いくら高値で買いますと言われても、事前審査が通っていなければ、本当に買い付け能力があるかわからない。

 

であれば、住宅ローン事前審査が通っており、買い付け能力が保証されているすみさんに売ろう、と判断されたようです。

 

住宅ローン事前審査を物件未定時に行う時の必要書類

わが家は、JAにて住宅ローン事前審査をしたのですが、物件未定時は、以下の書類を集めました。

必要書類 用意する人
免許証 自分
健康保険証 自分
昨年の源泉徴収票 自分
建物見積もり(概算でOK) 工務店営業
土地見積もり(第一希望の土地の見積もり) 工務店営業
建物登記簿謄本(中古住宅つきの場合) 工務店営業
土地登記簿謄本 工務店営業

自分たちで用意するのは、免許証、健康保険証、源泉徴収表だけですね。

 

物件未定時は、第一希望の物件の見積もりでOKです。

 

ただ、見積もりや、謄本関係は、私たちの方で用意していないので、おそらく工務店の方が手配してくれたのかと思います。

 

住宅ローン事前審査後に物件変更はアリ?

住宅ローンの事前審査をした後に、物件を変更してもOKです。

 

しかし、新たな物件を買うときは、もう1度、事前審査をする必要があります。

 

ちなみに、物件未定時の事前審査で2000万円、本命の物件が1500万円とローン額が減額したとしても、事前審査のやり直しが必要です。

 

というのも、審査対象はあなただけではなく、物件の価値も対象だからです。

 

なお、事前審査では、できるだけ高額のローンを組めるか審査してもらった方が、本命物件が出た時の交渉材料になるので、オススメです。

 

例えば2000万円で事前審査を通過していて、本命が2500万円だったら、支払い能力が本当にあるのか疑われてしまいますからね。

 

まとめ:事前審査は物件未定時になるべく早くしましょう

住宅ローンの事前審査は、自分の支払い能力を客観的に証明してくれるものです。

 

ぜひ、本命物件が出る前のタイミングで行いましょう。

 

そうすれば、希望の物件が出た時に素早く動けるので、結果的に良質でリーズナブルな物件を手に入れられます。

 

工務店やハウスメーカーが紹介する銀行や、近くの銀行でもいいので、気軽に事前審査をしてみるのがオススメです。

 

ちなみに、住宅ローン事前審査は、絶対自分でやってくださいね。

不動産業者にお願いすると、10万円くらいとられることがあります。

 

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